八王子市 清水入り緑地の里山的整備プロジェクト

里山 SATOYAMAと共に - 清水入り緑地の里山的整備・報告No.1

清水入り緑地を現代の理想的里山に

かつて町から少し離れた所には「里山」がたくさんあり、そこは

1、薪や炭を取るエネルギーの供給地であり
2、山野草や木の実、時にウサギやシカの動物タンパクを含めた食料供給源で、更に
3、更に自然と親しみ、大人は花鳥風月を愛で、子供は虫捕りや秘密基地などを作って遊びながら、環境を学ぶ最高の場所でした。

そして、その「里山」の豊かな自然環境を維持して持続可能にエネルギーや食料や安全な遊び場を確保するために、周囲の人が常に「手入れ」をしてきました。

現代には手入れする人がいなくなったため、このプロジェクトでは八王子市のアドプト制度に基づき「清水入り緑地の里山的整備」として手入れしています。

そこには日本郵政グループの従業員ボランティアによる支援も受けています。

「里山」は「手入れ」をしないとドンドン荒れていきます。

例えば日本で「松茸」が採れなくなった最大の原因は、赤松の林を手入れする人がいなくなったからです。松茸は松と共生していますが、土が豊かになってくると、松茸菌は活動出来なくなり、松茸も育たなくなります。

清水入り緑地の現状

清水入り緑地はクヌギやコナラ、ヤマザクラやケヤキなどの多い、関東の武蔵野の面影を色濃く残す里山です。

しかし、問題がいくつかあります。
というのは、現代において「里山」の一番の役目は、上記の「3」の大人も子供も自然と親しむ場所です。

「清水入り」はエネルギーや食糧を得る場所ではありませんので、この「3」に集中することが大切です。しかし、「清水入り」はかつての美しい武蔵野の面影が消え始めているのです。しかも、笹と竹がかなりはびこっています。

林内遊歩道の際まで攻めてきている笹。
林床を占拠し、他の植物の生育が難しくなる。
放置されている竹林。
徐々に隣接する雑木林に侵入、密生していく。